M2M・IoT事例
〜株式会社日陸様〜

革新的なチャレンジで物流を牽引してきた日陸が、今ITで取り組む業務改革

化粧品や医薬品の原料から毒劇物、高圧ガス、食品原材料までを扱う物流におけるリーディングカンパニー、株式会社日陸。国内外から陸・海・空とさまざまな手段で運ばれてくる輸送品は全国の物流センターに保管された後、クライアントのもとに届けられます。その広大な物流センターの作業効率化にBIGLOBEモバイルのSIMカードが貢献しています。

国内では9拠点に広大な物流センターを持つ日陸 写真は2018年2月に竣工した中部物流センターの危険物自動立体倉庫(左)と危険物平屋倉庫(右)

国内では9拠点に広大な物流センターを持つ日陸
写真は2018年2月に竣工した中部物流センターの
危険物自動立体倉庫(左)と危険物平屋倉庫(右)

荷物の置き場所をリアルタイムで管理。人手不足解消効果も

70年以上にわたり物流業界を牽引してきた日陸は革新的な取り組みを多数行ってきたことで知られています。例えば、国際規格のタンクコンテナを導入しシームレスな輸送を可能にしたり、内容物に合わせた容器の提案をしたりと、安全輸送はもちろんのこと物流の効率化も重視してきました。ただ、物流センターにおいては、法規上の制約が多く、なかなかIT化が進まないという課題も抱えていました。

荷物をどこに置くか、またはどこに置かれているかを把握する「ロケーション管理」はスムーズな物流の肝。これまで、荷物の入出庫や在庫移動のロケーション管理は伝票とパソコンで行っていました。現場担当者は、伝票に記入した品名とロケーション情報を同じ物流センター内にいる事務担当者まで持っていき、事務担当者がパソコンで倉庫システムに登録しなければなりませんでした。しかし、物流センターは東京ドーム1.5個分の広さのところもあり、タイムラグが生じていました。最新のロケーション情報は個々の頭の中、といった状態では誤認識が生まれ、効率を下げる原因になります。

ハンディターミナルでQRコードを読み取り、ロケーション管理を行う

ハンディターミナルでQRコードを読み取り、
ロケーション管理を行う

この課題を解決するため、伝票による管理を廃止。荷物に貼り付けたQRコードをハンディターミナル(データ収集端末)で読み取り、リアルタイムで倉庫システムに反映するようにしました。ハンディターミナルで読み取った情報は、BIGLOBEモバイルのSIMカードが挿さったモバイルルータ経由で倉庫システムに送信。電波が届きにくい倉庫という建物の構造上、モバイルルータはひとり1台持つようにしました。

これにより時間が大幅に短縮できただけでなく、ベテランでなくても荷物のロケーション管理ができるようになり属人化も解消。「物流業界全体で、人手不足は深刻な課題となっています。IT化によって業務の効率化だけでなく、人材面も補うことができました。」とシステム開発部の岸部長は言います。

広大な物流センターに見合った業務フロー改善で効率アップ

安全輸送を心がけているとはいえ、ときに荷物に小さな傷や凹みが見つかる場合もあります。そうした場合は、デジタルカメラで荷物の写真を撮影してパソコンに取り込み、クライアントに確認していました。しかし広い物流センター内ではパソコンのある事務所に行って戻るだけでかなりの労力と時間がかかります。

この業務フロー改善に用いられたのがスマートフォン。写真の送信がストレスなく行えるよう、スマートフォン用にはBIGLOBEモバイルの12ギガプランを選びました。倉庫で現場担当者が撮影し、独自に開発した写真アップロード用アプリやメールで事務所にいる担当者に送信。作業時間は導入前の1/4と、大幅に削減できました。

現場担当者からの反応が、IT化の手応えを感じさせてくれる

ハンディターミナルやモバイルルータ導入においては、ロケーション管理を長年担ってきた現場担当者からの反発もありました。環境を変えるのはストレスがかかるもの。一部の現場担当者からは、管理方法を変えたくないという声も挙がったそうです。

ただ、そうした問題はすでに解消されています。「最近、その現場担当者の方が『ハンディターミナルの表示が見づらい』と言ってきたんです。それは導入したツールをしっかりと活用してくれているからこそ出てくる言葉。日陸は業界でも革新的な取り組みを数多く行ってきた会社です。現場も、今以上に働きやすさと効率化をITで追求していきますよ。」と岸部長は話してくれました。

実際に使われているハンディターミナルとモバイルルータ

実際に使われているハンディターミナルと
モバイルルータ

導入の経緯

もともと他社のSIMカードを使っていましたが、通信速度の遅さに現場から不満があがっていました。また、一定の通信量を超えると従量課金になるプランだったため、利用料金が想定よりも高くなっていることも問題でした。そのため、ほかの格安SIMへの乗り換えを検討し、4社のプランを比較したところ通信速度が速く、定額で用途に合ったプランが使えること、管理者機能(BIGLOBEオフィスサービス)が決め手になりBIGLOBEを選びました。管理者画面ですべての回線の通信量や請求額の確認ができ、追加申し込みもできるので助かっています。通信量が一覧で見られるので、使っていないモバイルルータは別の拠点に回すという判断にも役立っています。

株式会社日陸 パッケージソリューション事業部 業務部 部長 大野 善祐様

大野 善祐 氏

株式会社日陸 パッケージソリューション事業部 業務部 部長 大野 善祐 様:2014年10月に「物流センターIT化プロジェクト」を立ち上げて以来、物流センターの効率化を進めてきました。物流センターの担当者の声を聞きながら、実際に使う人がもっと使いやすいと思えるソリューションはないか日々追及しています。
2018年2月には弊社中部物流センターが完成しました。初期の設計段階からIT化のアイディアを日常業務フローのレベルから考えて新物流センターを構築しました。これらのノウハウを生かし、既存の物流センターの業務改善にも取り組んでいきたいと考えています。

株式会社日陸 システム開発部 部長 岸 伸彦様

岸 伸彦 氏

株式会社日陸 システム開発部 部長 岸 伸彦 様:「物流センターIT化プロジェクト」を進めるにあたり、コスト管理が欠かせません。BIGLOBEモバイルに切り替えてからモバイルルータ1台あたりの費用が抑えられただけでなく回線が高速になって、大きく作業を効率化することができました。さらに契約回線の使用状況がBIGLOBEオフィスサービスで把握ができるようになったので拠点間の人員計画の増減に対応して回線数を整理するのに役立ちました。今後は物流センターだけではなく、弊社コンテナ事業のISOタンクコンテナのロケーション管理や出入場管理などにも応用させる計画をしています。

お客さまのプロフィール

社名 株式会社日陸 株式会社日陸
URL http://www.nrsgroup.co.jp/
事業内容 倉庫、通関、国際輸送、貨物自動車運送、貨物自動車運送取扱、鉄道貨物取扱、海上運送取扱、航空貨物取扱、輸送容器のリース・レンタル・3PL(サード・パーティー・ロジスティクス サービス)、物流情報システムの開発等
所在地

本社
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3丁目7番地1 興和一橋ビル 8階
TEL.03-5281-8111

資本金 20億円

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